風の人

若狭が好き、でも他の地域も好き、柴田叔之の居食住

地元愛

僕は子どもの頃、とても恵まれていた。

だって、地元の小浜が大好きだもん。



校歌って、大人になっても覚えてるもんですよね。

大学進学や就職などで地元から離れても、

地元の人と出会うと時々一緒に口ずさむ。

「朝雲映ゆる〜 多田ケ嶺に〜」

校歌には、地元の名所や文化、その町の成り立ちが表現されており、

多くの人が地元の小学、中学、高校に通い、12年間歌い続ける。

校歌は、地元愛を育み、アイデンティティの形成を担う、重要なもの。

だと思っている。



しかしながら、最近できた小浜市美郷小学校の校歌を見て、残念に思えた。

http://www1.city.obama.fukui.jp/obm/edu/school/s_misato_music.html

固有名詞が全く無く、抽象的で、どの町にも使える校歌だ。

でも作者が悪いわけじゃない。

かと言って、小浜市や審査員が悪いわけじゃない。

4地区を統合した学校だから、平等にした結果なのか。

地域性よりも普遍性や経済性を重視した結果なのか。



僕は、「小学校区」は地元愛を育むのに、ちょうどよい大きさだと思っている。

子どもにとって、徒歩で移動できて、どこに誰が住んでるかが把握できる範囲だ。

同じ町でも、小学校区ごとに成り立ちも、文化も、尊ぶものも異なる。

同じ地蔵盆でも、各所で水合戦が展開されるのは小浜小学校区だけ。



なのに、統合しようというのは無理がある。

統合により学校が遠くなってバス通になったら、

ピンポンダッシュして近所のオッサンに怒られることもない。

どこにめちゃ怖い犬がいて、どこに食べられる実がなってるのかも分かりゃしない。

神社の水を口に含んで家に帰るまで吐いちゃダメゲームもできやしない。



長くなったけど、何が言いたかったかっていうと、

そんな一見くだらん経験が、今の自分を形成してるってこと。

経験した分、いろんなことを吸収するんだよ、子どもは。

抽象的な言葉じゃ、心に響かんのだよ、人は。

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